Another chapter6 Sora&Aqua side‐9
コロシアムの中にある、先ほどまで自分達が戦っていた広場。
リリスとクォーツが去り、気絶していたハデスも消えたこの場所で今、リクはある人物と向かい合っていた。
一年前、『忘却の城』で自分を元にして作られ、戦いに敗れて消えていった自分のレプリカ―――ルキルを。
「それにしても、まさかお前が生きてたとはな」
「…フン」
皮肉を混ぜてリクが言うと、ルキルは顔を逸らす。
記憶に残る彼ならば挑発するなり怒りを露わにしたりするのに、そんな事をせずにただじっと立っている。
この驚くべき変化に、リクは思わず挑発的な笑みを浮かべた。
「どうした? 随分と丸くなったな、ニセモノ?」
「ニセモノじゃない…――俺は、“ルキル”だ」
「…そうか」
何の迷いもなく答えるルキルに、リクはそれ以上何も言わずに口を閉ざす。
こうして二人に沈黙が圧し掛かるが、黙ってては行けないと感じたのかリクはルキルに話しかけた。
「不思議だな。俺とお前は敵だったのに……こうして、落ち着いて話が出来るなんてさ」
「大切なモノ、見つけたからな…」
何処か愛しそうに呟くと、今まで目を逸らしていたルキルがリクを見た。
「…ソラは――」
「ん?」
「ソラは、俺の事…何か言ってなかったか?」
不安そうに聞くルキルに、リクは忘却の城でのナミネの話を思い出す。
機関の思惑でソラの記憶がナミネによってバラバラにされた際、レプリカにも自分の記憶と偽の記憶を植え付けられていた。彼を『リク』と思わせ、ソラの実力を測るために。
機関の一人であり城の管理者だったマールーシャを倒した事で和解はしたと言っていた。だからこそ、聞きたかったのだろう。
しかし、ソラはもうあの城の記憶を全て忘れている。自分達にソラの記憶があるのが何よりの証拠だ。
例え、ナミネとの約束の欠片を思い出したとしても…ルキルの記憶は何一つ残っていない。
「――いや、何も」
「そうか…」
正直に答えると、ルキルは何処か寂しそうに呟く。
再び二人に沈黙が過り、リクは選手用の通路に目を向けた。
「俺はそろそろ戻る。早く戻らないとソラ達がうるさくて仕方ない」
「そうだな。俺も戻るか…――あいつの事だ、きっと質問攻めされるだろうな」
ソラの事を思い出しながら、どうにか前向きに言葉を紡ぐ。
すると、リクは溜息を吐いて腕を組んだ。
「そうして、友達になればいいさ」
「え?」
思いがけない言葉にルキルが見ると、リクは笑ってこちらを見ていた。
「例え記憶を失っていても……ソラやカイリなら友達になってくれる。何度でも、な」
「…まさか、ホンモノにそんな事言われるとはな。同情か?」
「事実を述べたまでだ。あいつはそれが取り得だからな」
笑ったまま目を閉じると、少し前の戦いを思い出す。
闇に染まり、姿さえも別人に変えた自分をソラやカイリは受け入れてくれた。
旅を見守っていた時だって、初対面の人とも簡単に友達を作っていくソラ達を見てきたのだ。それは自分にとって羨ましい部分の一つなのだが、絶対にソラの前では言わない。
「そうだな…」
ルキルもそれが分かったのか、肩の荷が取れたように穏やかな笑みを浮かべた。
こうして敵だった関係の二人が和解し、共に仲間の元へ戻ろうと歩き出した。
「「ん…?」」
だが、二人の聴覚に不自然な音が入って足を止める。
何やら、自分達の前にある通路から歌が聞こえる。
それも、テンポのあるミュージックが付いて。
「これは…?」
「一体…?」
二人が顔を見合わせていると、通路の影から歌の正体が出てきた。
「So goodbye loneliness!!! 古の歌、口ずさんでぇぇ!!!」
「「「「「「あなたの瞳にうーつる、いせーきは笑って、いーるわ…」」」」」」
何やらテーマ曲を歌っている人の曲の一つを変え歌しながら、只ならぬオーラを纏いながら先頭を歩くウィド。
その後ろには、涙目でコーラスして歌っている哀れな六人の姿が。
「So goodbye happiness!!!」
「「「「「「イセキ見つけてはしゃいでたぁ…」」」」」」
有無を言わずに生気が抜けた顔でコーラスをしているソラ達に、リクもルキルも何も言えずに凍りついたように固まってしまう。
「あの時代へはもうもどーれ、なーいが!!! それでも、いいさぁぁぁ!!!」
「「「「「「ラブ、ミー…ッ!!」」」」」」
そんな二人に気にせずウィドは熱唱を続け、ソラ達はとうとう涙を流して嫌そうにコーラスする。
「おお万物が廻り、廻るぅぅ!!! Oh、ohoh…お前達、分かっているなぁぁぁ!!?」
「「「「「「誰かに乗り換えたりしません、オンリィユゥゥゥ…!!」」」」」」
完全に脅迫しながらソラ達に叫び倒すとウィドは震えている六人から目を放し、固まっている二人に人差し指を「ビシィィィ!!!」っと突きつけた。
「そして、もう一度…調査開始だぁぁぁぁぁ!!!!!」
いきなりそんな事を宣言されてしまい、リクはネジの壊れた人形のようにギギギと横にいるルキルに振り向いた。
「オ、オイ……お前の、連れ…何なんだ…?」
どうにかルキルを視野に入れるが、当の本人は顔を蒼白にしながらガタガタと震えていた。
「アアアァ…!!! あの、地獄がまたぁ…――」
「オ、オイィィィ!!? しっかりしろニセモノォォォ!!!??」
糸が切れたように倒れるルキルに、さすがのリクも意識を取り戻させようと激しく揺さぶりをかける。
その後、彼らはウィドの気が済むまで『学者モード』による暴走に丸一日付き合う事になったと言う…。
世界―――いや、次元は変わり、神の聖域【レプセキア】に移る。
中央にある第一島の神殿内部の広い廊下に、一つの闇が現れる。
その中から負傷したクォーツが現れ、よろよろと歩くと壁に手を付けて崩れ落ちた。
「はぁ、はぁ…!!」
クォーツが息を絶え絶えにしていると、後ろから足音が聞こえる。
振り向くと、そこにはアバタールが腕を組んで立っていた。
「随分とやられたな」
「否定しません…私は本来、戦闘向きではないですし…」
それだけ言うと、クォーツは緑の透き通った石を一つ取り出して自分に光を当てる。
『エメラルド』を使って傷を癒していると、アバタールは話を続けた。
「見た所、お前達の目的の品は手に入れられなかったようだな」
「ノーバディを使って奪ったまでは、良かったんですが……何分、邪魔が入ってしまって…」
何処か悔しそうに説明するクォーツに、ふとアバタールはある事に気づいた。
「ところで、あのじゃじゃ馬女はどうした? さっきから姿が見えないが?」
クォーツとリリスが一緒になって何処かに出かけたのは、この目で見た。
しかし、帰還する回廊から出てきたのはクォーツのみだ。
不思議がるアバタールに、クォーツは表情を歪めて顔を逸らした。
「…『回廊』を使って移動させたつもりだったのですが…――ここに辿り着いた時に、いない事に気づいて…」
「まあ、あの女なら大丈夫だろう…多分」
そう言いつつも、内心では戻ってきて欲しくないとアバタールは願う。
半神だと言うのに自分達を見下し、些細な事でキレては暴れまわると彼女は何かと気が荒い。と言うか、荒すぎる。
ある意味カルマよりも恐ろしいと、アバタールはこっそり心の中で不満を漏らした。
レプセキア第二島の製造所。
中にはさまざまな鎧が作られ、心を入れた人形の騎士―――【KR】達が収められている。
その出入り口で、カルマ、ベルフェゴル、レギオンがある設計図を見ていた。
「――これが、あなたの作った改善点…」
「ええ。どうです、出来そうですか?」
エンはカルマに答えながら、食いつく様に資料を見るベルフェゴルに聞く。
ベルフェゴルは顔を顰めるものの、資料を見ながらエンに言った。
「…問題はない。普通より時間はかかるが、材料もここにあるもので十分に出来る。だが…」
「中身、ですよね? ですが、メリットはありますよ」
そう言うと、エンは真剣な目をしてメリットとなる部分を説明した。
「少なくとも、武器であるキーブレードは紛い物ではなくなります。さらに言えば、戦闘力だって統一したものではない、独特した物になります。大量のハートレスを狩らずとも、心一つだけで中身は補えますし」
「そりゃそうですよ。だって…――キーブレード使いの心を材料にした、【KR】なんですから…」
そうレギオンは答えつつ、この計画性の恐ろしさを感じる。
キーブレードは心剣と同じように、心と深い繋がりがある物だ。鎧を構築する材質をこの設計図のように変えれば、自我を無くし命令を与える人形にする事が可能だ。
カルマとは違う知識を持つエンに、レギオンは恐怖と興味を同時に抱かざる負えない。
「それにしても、この資料と言い“あの設計図”と言い…一体、あなたは何をしたいんですか?」
「その内分かりますよ。それより、前に頼んで置いたものは?」
「…【KR】と同時進行で開発を進めているからの、まだ当分時間がかかる。まあ、機械兵士達にもやらせてはいるから近い内に出来上がると思うが…」
ベルフェゴルが答えつつ、チラリと奥の部屋を見る。
これとは別に、初めてエンに会った際に渡された一つの設計図。それは今、あの奥で今も製作されている。
「それよりも、問題は今渡した資料じゃ。外壁となる鎧は出来たとしても、この無数の世界から数少ないキーブレード使いをどうやって探すのだ?」
「そこはご心配なく。少なくとも…五人は、こちらで目星を付けていますから」
「五人もっ!?」
エンの言葉に、レギオンが目を丸くする。
今となっては永遠剣士並みとは言わないが、心剣士や反剣士に比べると本当に数が少ない。それを五人とはいえ、見つけるのは容易い事ではない。
そうして驚くレギオンに、エンは思い出したようにカルマを見た。
「そして、カルマ。あなたの敵の中にも、一人いるんですよね。キーブレード使いが」
「――ええ、いたわ」
神月達にいるメンバーの一人には、確かにキーブレードを使う者がいた。
それを思い出して頷くと、ベルフェゴルが結論を述べた。
「彼らから心を抜き取り、材料にする。そう言う事かの?」
「最終的には、そうなりますね。まあ…どちらにせよ、今はまだいいのですが」
「どう言う事です?」
レギオンが聞き返すが、エンは黙って首を振った。
「とりあえず、外壁である鎧は時間がある時でいいので作って見てください。それまでは、あの装置の開発を頼みます」
それだけ言って、エンは出入り口から去っていく。
それをカルマとベルフェゴルが見送る中、レギオンは一人奥の部屋を見る。
あの中でエンに渡された設計図を基に作られている巨大な装置―――『ハートレス製造機』を。
リリスとクォーツが去り、気絶していたハデスも消えたこの場所で今、リクはある人物と向かい合っていた。
一年前、『忘却の城』で自分を元にして作られ、戦いに敗れて消えていった自分のレプリカ―――ルキルを。
「それにしても、まさかお前が生きてたとはな」
「…フン」
皮肉を混ぜてリクが言うと、ルキルは顔を逸らす。
記憶に残る彼ならば挑発するなり怒りを露わにしたりするのに、そんな事をせずにただじっと立っている。
この驚くべき変化に、リクは思わず挑発的な笑みを浮かべた。
「どうした? 随分と丸くなったな、ニセモノ?」
「ニセモノじゃない…――俺は、“ルキル”だ」
「…そうか」
何の迷いもなく答えるルキルに、リクはそれ以上何も言わずに口を閉ざす。
こうして二人に沈黙が圧し掛かるが、黙ってては行けないと感じたのかリクはルキルに話しかけた。
「不思議だな。俺とお前は敵だったのに……こうして、落ち着いて話が出来るなんてさ」
「大切なモノ、見つけたからな…」
何処か愛しそうに呟くと、今まで目を逸らしていたルキルがリクを見た。
「…ソラは――」
「ん?」
「ソラは、俺の事…何か言ってなかったか?」
不安そうに聞くルキルに、リクは忘却の城でのナミネの話を思い出す。
機関の思惑でソラの記憶がナミネによってバラバラにされた際、レプリカにも自分の記憶と偽の記憶を植え付けられていた。彼を『リク』と思わせ、ソラの実力を測るために。
機関の一人であり城の管理者だったマールーシャを倒した事で和解はしたと言っていた。だからこそ、聞きたかったのだろう。
しかし、ソラはもうあの城の記憶を全て忘れている。自分達にソラの記憶があるのが何よりの証拠だ。
例え、ナミネとの約束の欠片を思い出したとしても…ルキルの記憶は何一つ残っていない。
「――いや、何も」
「そうか…」
正直に答えると、ルキルは何処か寂しそうに呟く。
再び二人に沈黙が過り、リクは選手用の通路に目を向けた。
「俺はそろそろ戻る。早く戻らないとソラ達がうるさくて仕方ない」
「そうだな。俺も戻るか…――あいつの事だ、きっと質問攻めされるだろうな」
ソラの事を思い出しながら、どうにか前向きに言葉を紡ぐ。
すると、リクは溜息を吐いて腕を組んだ。
「そうして、友達になればいいさ」
「え?」
思いがけない言葉にルキルが見ると、リクは笑ってこちらを見ていた。
「例え記憶を失っていても……ソラやカイリなら友達になってくれる。何度でも、な」
「…まさか、ホンモノにそんな事言われるとはな。同情か?」
「事実を述べたまでだ。あいつはそれが取り得だからな」
笑ったまま目を閉じると、少し前の戦いを思い出す。
闇に染まり、姿さえも別人に変えた自分をソラやカイリは受け入れてくれた。
旅を見守っていた時だって、初対面の人とも簡単に友達を作っていくソラ達を見てきたのだ。それは自分にとって羨ましい部分の一つなのだが、絶対にソラの前では言わない。
「そうだな…」
ルキルもそれが分かったのか、肩の荷が取れたように穏やかな笑みを浮かべた。
こうして敵だった関係の二人が和解し、共に仲間の元へ戻ろうと歩き出した。
「「ん…?」」
だが、二人の聴覚に不自然な音が入って足を止める。
何やら、自分達の前にある通路から歌が聞こえる。
それも、テンポのあるミュージックが付いて。
「これは…?」
「一体…?」
二人が顔を見合わせていると、通路の影から歌の正体が出てきた。
「So goodbye loneliness!!! 古の歌、口ずさんでぇぇ!!!」
「「「「「「あなたの瞳にうーつる、いせーきは笑って、いーるわ…」」」」」」
何やらテーマ曲を歌っている人の曲の一つを変え歌しながら、只ならぬオーラを纏いながら先頭を歩くウィド。
その後ろには、涙目でコーラスして歌っている哀れな六人の姿が。
「So goodbye happiness!!!」
「「「「「「イセキ見つけてはしゃいでたぁ…」」」」」」
有無を言わずに生気が抜けた顔でコーラスをしているソラ達に、リクもルキルも何も言えずに凍りついたように固まってしまう。
「あの時代へはもうもどーれ、なーいが!!! それでも、いいさぁぁぁ!!!」
「「「「「「ラブ、ミー…ッ!!」」」」」」
そんな二人に気にせずウィドは熱唱を続け、ソラ達はとうとう涙を流して嫌そうにコーラスする。
「おお万物が廻り、廻るぅぅ!!! Oh、ohoh…お前達、分かっているなぁぁぁ!!?」
「「「「「「誰かに乗り換えたりしません、オンリィユゥゥゥ…!!」」」」」」
完全に脅迫しながらソラ達に叫び倒すとウィドは震えている六人から目を放し、固まっている二人に人差し指を「ビシィィィ!!!」っと突きつけた。
「そして、もう一度…調査開始だぁぁぁぁぁ!!!!!」
いきなりそんな事を宣言されてしまい、リクはネジの壊れた人形のようにギギギと横にいるルキルに振り向いた。
「オ、オイ……お前の、連れ…何なんだ…?」
どうにかルキルを視野に入れるが、当の本人は顔を蒼白にしながらガタガタと震えていた。
「アアアァ…!!! あの、地獄がまたぁ…――」
「オ、オイィィィ!!? しっかりしろニセモノォォォ!!!??」
糸が切れたように倒れるルキルに、さすがのリクも意識を取り戻させようと激しく揺さぶりをかける。
その後、彼らはウィドの気が済むまで『学者モード』による暴走に丸一日付き合う事になったと言う…。
世界―――いや、次元は変わり、神の聖域【レプセキア】に移る。
中央にある第一島の神殿内部の広い廊下に、一つの闇が現れる。
その中から負傷したクォーツが現れ、よろよろと歩くと壁に手を付けて崩れ落ちた。
「はぁ、はぁ…!!」
クォーツが息を絶え絶えにしていると、後ろから足音が聞こえる。
振り向くと、そこにはアバタールが腕を組んで立っていた。
「随分とやられたな」
「否定しません…私は本来、戦闘向きではないですし…」
それだけ言うと、クォーツは緑の透き通った石を一つ取り出して自分に光を当てる。
『エメラルド』を使って傷を癒していると、アバタールは話を続けた。
「見た所、お前達の目的の品は手に入れられなかったようだな」
「ノーバディを使って奪ったまでは、良かったんですが……何分、邪魔が入ってしまって…」
何処か悔しそうに説明するクォーツに、ふとアバタールはある事に気づいた。
「ところで、あのじゃじゃ馬女はどうした? さっきから姿が見えないが?」
クォーツとリリスが一緒になって何処かに出かけたのは、この目で見た。
しかし、帰還する回廊から出てきたのはクォーツのみだ。
不思議がるアバタールに、クォーツは表情を歪めて顔を逸らした。
「…『回廊』を使って移動させたつもりだったのですが…――ここに辿り着いた時に、いない事に気づいて…」
「まあ、あの女なら大丈夫だろう…多分」
そう言いつつも、内心では戻ってきて欲しくないとアバタールは願う。
半神だと言うのに自分達を見下し、些細な事でキレては暴れまわると彼女は何かと気が荒い。と言うか、荒すぎる。
ある意味カルマよりも恐ろしいと、アバタールはこっそり心の中で不満を漏らした。
レプセキア第二島の製造所。
中にはさまざまな鎧が作られ、心を入れた人形の騎士―――【KR】達が収められている。
その出入り口で、カルマ、ベルフェゴル、レギオンがある設計図を見ていた。
「――これが、あなたの作った改善点…」
「ええ。どうです、出来そうですか?」
エンはカルマに答えながら、食いつく様に資料を見るベルフェゴルに聞く。
ベルフェゴルは顔を顰めるものの、資料を見ながらエンに言った。
「…問題はない。普通より時間はかかるが、材料もここにあるもので十分に出来る。だが…」
「中身、ですよね? ですが、メリットはありますよ」
そう言うと、エンは真剣な目をしてメリットとなる部分を説明した。
「少なくとも、武器であるキーブレードは紛い物ではなくなります。さらに言えば、戦闘力だって統一したものではない、独特した物になります。大量のハートレスを狩らずとも、心一つだけで中身は補えますし」
「そりゃそうですよ。だって…――キーブレード使いの心を材料にした、【KR】なんですから…」
そうレギオンは答えつつ、この計画性の恐ろしさを感じる。
キーブレードは心剣と同じように、心と深い繋がりがある物だ。鎧を構築する材質をこの設計図のように変えれば、自我を無くし命令を与える人形にする事が可能だ。
カルマとは違う知識を持つエンに、レギオンは恐怖と興味を同時に抱かざる負えない。
「それにしても、この資料と言い“あの設計図”と言い…一体、あなたは何をしたいんですか?」
「その内分かりますよ。それより、前に頼んで置いたものは?」
「…【KR】と同時進行で開発を進めているからの、まだ当分時間がかかる。まあ、機械兵士達にもやらせてはいるから近い内に出来上がると思うが…」
ベルフェゴルが答えつつ、チラリと奥の部屋を見る。
これとは別に、初めてエンに会った際に渡された一つの設計図。それは今、あの奥で今も製作されている。
「それよりも、問題は今渡した資料じゃ。外壁となる鎧は出来たとしても、この無数の世界から数少ないキーブレード使いをどうやって探すのだ?」
「そこはご心配なく。少なくとも…五人は、こちらで目星を付けていますから」
「五人もっ!?」
エンの言葉に、レギオンが目を丸くする。
今となっては永遠剣士並みとは言わないが、心剣士や反剣士に比べると本当に数が少ない。それを五人とはいえ、見つけるのは容易い事ではない。
そうして驚くレギオンに、エンは思い出したようにカルマを見た。
「そして、カルマ。あなたの敵の中にも、一人いるんですよね。キーブレード使いが」
「――ええ、いたわ」
神月達にいるメンバーの一人には、確かにキーブレードを使う者がいた。
それを思い出して頷くと、ベルフェゴルが結論を述べた。
「彼らから心を抜き取り、材料にする。そう言う事かの?」
「最終的には、そうなりますね。まあ…どちらにせよ、今はまだいいのですが」
「どう言う事です?」
レギオンが聞き返すが、エンは黙って首を振った。
「とりあえず、外壁である鎧は時間がある時でいいので作って見てください。それまでは、あの装置の開発を頼みます」
それだけ言って、エンは出入り口から去っていく。
それをカルマとベルフェゴルが見送る中、レギオンは一人奥の部屋を見る。
あの中でエンに渡された設計図を基に作られている巨大な装置―――『ハートレス製造機』を。
■作者メッセージ
作者「あとがきだよっ!! 全員集合ー!!」
ソラ「って、何でいきなり某番組の掛け声やってんだよ!?」
ヴェン「と言うか、何時の間にここのあとがき変わってないか!?」
作者「やー、だってようやくここで私のパートが半分切ったんだもん。折角だから、ここからは一風変わったあとがきをしたいと思って! もちろん、NGシーンもあるから」
ソラ「まあ、それはいいんだけどさ…」(後退りする)
ヴェン「後ろ、見た方が…」(以下同文)
作者「何でさ…ハァッ!?」
ウィド「さーくーしゃー…? 何ですか、最後の私の歌はぁぁぁ…?」
ルキル「どうして俺は操られる破目になるんだぁぁぁ…?」
テラ「偽物とは言え、俺がアクア達を傷付けるとはどう言う事だぁぁぁ…?」
リリス「何だ我のあの暴走はぁ!!! 幾らなんでも酷過ぎではないかぁぁぁ!!!」
作者「み、皆さんお怒りのようで……と、とりあえずまずは落ち着いて話をね! お願いだから話をさせでぎゃあああああああああああっ!!!??」(四人からフルボッコ)
*作者が酷い目にあってるので、今回の話で出てきた技紹介をさせて頂きます。
ソラ新技
『ブリザガ』:言わずと知れた、氷結の上級魔法。キーブレードの切っ先から巨大な氷の結晶を相手に飛ばす。
ソラ「今回出たのこれだけ!? 俺主役だよな!? タイトルには名前あるだろ!?」
作者「今回はCOM使った話だから、どうしてもリクとルキルにスポットが――」
ソラ「フィズダムフォーム、ドライブ!!(青い服に変わる)『ブリザガ』!! 『ブリザガ』!! 『ブリザガ』ァァァ!!!」
作者「止めてーーーっ!!? 真冬にそれは凍死するぅぅぅ!!!」
ヴェン新技
『スライドダッシュ』:キーブレードで突く様に遠い敵にも届く突進を繰り出す技。
アクア新技
『サンダガ』:言わずと知れた雷の上級魔法。広い範囲で雷を落として攻撃する。
ヴェン「俺達も一つだけ…」
アクア「私に至っては、偽のテラに負けているし…」
作者「大丈夫。次回はアクアにちゃんと活躍の場を作るから」
ヴェン「じゃあ、俺も!?」
作者「………ヒュ〜」(口マネ)
ヴェン「口笛出来ないのにしてんじゃない!!」
作者「ちょお!? この前一時間かけてヴァニタスの思念倒して手に入れた『ヴォイドギア』で叩くなぁぁぁ!!?」
リク&ルキル新技
リク「おい、何で俺達は一纏めに括っている!?」
ルキル「そうだ!! 技や魔法は別々だっただろ!?」
作者「だって、別々に説明するのも面倒だもん」
リク&ルキル「「オイっ!?」」
『ダークオーラ』:『KH2』版で出てくる闇の魔法。闇の追尾弾を幾つも放って攻撃する。
『ダークシールド』:『KH2』版で出てくる闇の防御魔法。前方に障壁を張り巡らせ、ありとあらゆる攻撃を防御する。
『ダークファイガ』:『COM』で出てきた魔法。手に闇を凝縮させ、青白い火球を放って敵にぶつける。
『バラージュ』:『COM』に出てきた技。敵に突進して居合抜きした後、ソウルイーターを振り上げた状態で空中で制止して投げつける。今回は相手の意表を突く為に、あえてソウルイーターだけを上空に投げて制止させて攻撃した。
リク「何か、説明文の最初に無駄な文章入ってないか?」
作者「無駄とは失礼な!! ちゃんと今後の事を考えてこのような表記にしています」
ルキル「今後の事?」
作者「だって、今年の春に新作である『3D』出るんだよ? リクも主役で出るんだし、新しい技や魔法が出てもおかしくないじゃん」
リク「なるほど、これはその為の説明でもあるって事か」
ルキル「ふん、ホンモノが主役になったって事は要は弱体化したと同類だな。今までのKHシリーズの続編では理由を付けてレベル1から始まるのはお約束だしな」
リク「(ピキリ)そうか…今ここで消えたいようだなニセモノォ?」(キーブレードを取り出す)
ルキル「それはこっちのセリフだ。新作で弱体化したお前なんて怖くもない。来いよホンモノ、加減して戦ってやる」(ソウルイーターを取り出す)
リク「望む所だぁ!!! ゼムナスを倒した強さ、お前の身体に叩きつけて――!!!」
ウィド「そこの二人ぃ? 次は私の番なので喧嘩は後にしてくれませんかぁ?」(抜刀&黒いオーラ)
リク&ルキル「「ハ、ハイィ!!」」
ウィド新技
『風破』:剣を振るって風の壁を作りだす剣技。壁に何らかの衝撃を与えると暴風を起こして周りの者を無傷で吹き飛ばすので、主に回避用に用いられる。
『一閃』:一瞬のスピードで相手の後ろに回り込み、居合抜きを放つ剣技。
オパール新技
【合成】
彼女が扱える特殊な技術。
主に敵が落とす合成素材やアイテムを組み合わせる事で、攻撃・回復・補助などいろんな効果を発揮させる事が出来る。
ある程度のストックは効くので作っては保存したりしているが、戦いの状況次第では使えない事もあるので主に戦闘中にする事が多い。
『ホワイトホール』:『合成』の一つ。聖なる球体を九つ出現させ、敵にレーザーを放つ。
『バーニングケージ』:『合成』の一つ。対象の敵の周りに灼熱の炎で包み込み、動けさせなくするが単体でしか使えない。
オパール「よーやくあたしの特技出たー!! 前回も、前々回もまともに戦わなかったからどうなるかと思った…」
ウィド「私は逆に物足りなさが…」
作者「そんなあなた達に耳寄り情報。次回では、二人には大きな出番を作りました」
オパール「大きな出番? もしかして…次の話でリクと結ばれるチャンスがぁ!!?」
ウィド「まさか、ようやく姉さんに会える糸口が見つかるのか!? それなら、もっと剣の腕を磨いて置かなければ!!!」(何処かに去る)
オパール「そうだ、あたしもこうしちゃいられない!! 雑誌で見たダイエット法に小悪魔化粧、男を引き付ける動作ベスト5の練習しなくちゃあ!!!」(以下同文)
作者「マズイ…次回までにインフルエンザ罹っておかなちゃ…っ!!! あぁ、予防接種受けるんじゃなかったぁぁぁ…!!!」
ゼロボロス新技
『双月斬脚・零』:接近して真空波を伴った連続蹴りを行う格闘術。実は『双月斬脚』の派生で、そちらはバク転してから倒立した後、手を軸に回転し脚で周囲に真空波を発生し切り刻む。
『迫撃零掌』:素早く相手に潜り込み、掌底にためた『魔力』を相手にぶつける格闘術。喰らった相手は大きく吹き飛ばされる。
『爆牙刹拳』:翼を使って相手の懐に潜り込み、アッパーを喰らわせる格闘術。素早い上に威力が大きい事からこの名が付いた。
アクア&ゼロボロス連携技
『アブソルート・シューティングスター』
ゼロボロスの展開した『式』を用いた魔方陣に、アクアの魔力を込める事で上空に無数の流星群を召喚する。
流星群はフィールド全域に降り注ぎ、終わり間際に巨大な隕石が敵に落ちて大爆発を起こす。
ゼロボロス「いやー、今回も僕は結構いい所取りですね」
作者「夢さんから借りているキャラですからね。無轟と同じようにあまり邪険にはしないように心掛けています」
ゼロボロス「そう言ってますけど、学者モードの暴走に僕を巻き込んでませんでしたか?」
作者「ギク!?」
リリス新技
『アクアレーザー』:凝縮された水の光線を前方に打ち出す魔法。
『タイドウェーブ』:槍を地面に突き刺し、周りに激しく水流を打ち出す技。
『アクエリアスフィア』:上空に巨大な水の球体を呼び寄せ、手を振るって敵にぶつける魔法。
作者「これらの技から分かる通り、リリスの主体は水を使った技や魔法ばかりです。もちろん、ちゃんと意味はあります」
リリス「ちょっと、最後のが出ていないけど?」
作者「あれは一種の怒りで発生させた物だから、技や魔法とは少し違うの。言ってみれば、リクにかけた『呪い』と似たようなもの」
リリス「まあいい。それより…我は何処に消えたと言うの? クォーツと離れた上に、まだ傷を負った状況だろう?」
作者「それは言えない。言えるとしたら…次回の次回、悲劇と共にあなたに関わる全てが分かる」
リリス「悲劇って何よ? ま、我が困らなければそれでいいか」
クォーツ新技
【ノーバディ召喚】
念じる事で自由に配下の梟(ふくろう)型ノーバディ、スパイを呼び寄せる。
スパイは主に足の爪で引っかいたり嘴で突いたりして攻撃するが、主な活動は偵察で自分の見た映像や聞いた音声をクォーツの作り出す鏡に映して送る。なので、実際に戦うとギャンブラー並みに弱い。
【ミラー・コピー】
巨大な鏡に映した者をコピーし、鏡をその人に化けさせる能力。
尚、その場で映して使わずに保存して置く事も可能だが、映してすぐに使った方が話せたり自我を持ったりする事が出来るので敵を混乱に陥れられる。
ちなみに今回テラだったのは、レイディアントガーデンでのクウの攻撃を防いだ後にこっそりテラを映してその鏡を使わずに持っていたから。なので、偽のテラは何も喋らずただ淡々と攻撃を仕掛けていた。
『トライ・ブルーメノウ』:青い石を三つ飛ばして空中で三角形に並べ、対象に精神を落ち着かせる光を放つ。尚、《青メノウ》は癒しの力だけでなく対人を高める天然石の事。
『テトラ・ラブラドライト』:灰色に煌めきが混ざった石を四つ宙に浮かせ、自身と他の者に闇から身を守る結界を纏わせる。尚、《ラブラドライト》は悪から身を守るだけでなく勝負運や財運などの成功を高める天然石の事。
『テトラ・アクアマリン』:水色の石を四つ宙に浮かせ、四角形になるように自分を囲んで水から身を守る。尚、《アクアマリン》は海のお守りと言われているが、他にも夫婦愛や清らかな心になるなど恋愛を高める天然石でもある。
『ラリマー』:水色と白の模様が入った石を対象に飛ばし、光を放って回復させる。《ラリマー》は世界三大ヒーリングストーンと言われ、他にもストレスの解消や思考に柔軟性と深みを加えるなどの天然石として知られている。
『エメラルド』:緑の透き通った石から光を放ち、回復させる。《エメラルド》は言わずと知れた宝石であるが、ヒーリングパワーの王者でもあり、疲労回復や精神安定などの効果もある。
クォーツ「私の技が鏡だけでなくパワーストーンとは…」
作者「あなたは戦いが苦手でサポート中心の敵キャラとして作りましたからね。最初は鏡だけだったんですが、半年以上前に天然石のお店でいろいろ教えて貰ってこうして取り入れました」
クォーツ「天然石のお店って…」
フェン「ははは!! 要は石っころ使って戦うんだよな!? まったく、弱い奴を手元に置くと足手纏いで困る困る」
クォーツ「……作者、この方に《トライ》や《テトラ》について説明してくれませんか?」
作者「…《トライ》は《トライアングル》を私なりに略したもので、三角形に位置して置くと地からエネルギーを中心にいる自分に採取するそうで、《テトラ》は四角形に位置して置く事で結界を張ると言われています。…尚、この上級に《ペンタゴン》と《ヘキサゴン》があり、今は《ヘキサゴン》だから宇宙のエネルギーを採取すると言われていますぅ…!!」(後退り)
フェン「今はヘキサゴン? それってどう言う――」(振り返って固まる)
クォーツ「《ヘキサゴン》は六角形と言う意味です、そう…こんな形でね?」(上空に六つのルビーを浮かばせている)
フェン「ま、まて…!! 俺が悪かった…!! だから、だから宇宙並みのエネルギーをぶつけるのは止めてくれぇぇぇぇ!!!??」(太陽並みの灼熱が襲い掛かる)
エン新技
『バニッシュ』:少しの間だけ自分の姿を見えなくする隠蔽の魔法。あくまで姿を隠すだけなので、攻撃は受ける。
『スニーク』:少しの間だけ自身の周りの空気の乱れを無くす事で、音を発生させなくする隠蔽の魔法。状態異常の『沈黙』とはまた違う。
エン「何故私はこんな魔法しか出てないのか説明して貰いましょうか?」(ダブルセイバーを構える)
作者「当たり前でしょうが!! あなたラスボスですよ!? 今の内に手の内見せてたら面白くないでしょう!!」
エン「面白さの為にワザと戦いを見せなかったと?」(ギロリ)
作者「いいから武器収めて落ち着いて!! ちゃんとラスボス前に戦闘シーン作りますから!!」
エン「…そこまで言うなら保留にして置きましょうか」
作者「え? もしかして、完全に許してない?」
カイリ「なんか、一気にここも盛り上がり見せたねー。本来は夢さんとの合同が近づいてるから、その為の説明なのに」
作者「やー、はっちゃけるって楽しいね。今までシリアスだったから、タガが外れた感じで楽しいわ」
シャオ「それはいいけどさ、この後の断章ちゃーんと書いてよ?」
作者「分かってるって。さて、ここからは号令のNGシーン行くよー!!」
NGシーン 決勝戦開始前
ルキル「お前の存在、ここで――!!」
そうして剣を構えた時だ。
?「びえええんっ!!」
リク「な、何だ今の鳴き声!?」
作者「カーット!! ちょっと、スタジオまで連れてくるなら泣かせ無いようにってしてって言ったじゃん!?」
カイリ「ご、ごめんなさい!! あー、よしよし!」
アクア「いい子だから泣き止んで、ね?」(アクアの腕に黒髪に赤目の赤ちゃんが抱かれている)
?「うぇぇ…!!」
ヴェン「アクア、その子誰?」
ソラ「分かった! これが噂に聞く隠し子「『メガフレア』」ぎゃあああああああっ!!?」(燃やされた)
アクア「違うわよ。この子は【リヴァル】って名前で、とある人のお子さんなの」
カイリ「折角だから、出番になるまで私達で世話してたの」
リク「そ、そうだったのか…」
ゼロボロス「はい、これ。お腹空いてたようだからミルク作ってきたよ」
リヴァル「ばぁぶ!!」(哺乳瓶を握って飲む)
カイリ「ありがとうございます。ふふっ、可愛い〜」
アクア「カイリ、そのままじゃ駄目よ。こうやって背中を叩いてゲップさせないと喉に詰まっちゃうんだから」
リヴァル「けぷっ…だぁ、だぁ!!」
ルキル「もうすぐ出番なのに、よくそんな事出来るな…」
カイリ「大丈夫だよ。出番になったら、ちゃんとお世話係りにリヴァル君渡すから」
少年四人「「「「お世話係?」」」」
作者「ああ、あれ」
作者の差す方向には、赤ちゃん用ベットの周りにカラフルなモンスター達が。
少年四人「「「「ドリームイーター!?」」」」
作者「だって、こうでもしないとこいつらの出番無いんだよ!? 可哀想じゃん!!」
ヴェン「その為だけに赤ちゃんキャラ作ったんかい!?」
リク「でもいいのか? スピリットでも、もしかしたらナイトメアになって襲う可能性だって…」
作者「大丈夫でしょう。この子の親が親だしね」
ルキル「親?」
作者「予想では、襲ったら即刻駆けつけて数秒で一掃できるでしょうね〜♪」
ソラ「誰なの親!?」
作者「と言う訳で、あとがきでの新キャラリヴァル君でーす。はい、ご挨拶してー」
リヴァル「ばぁぶ!!」
ソラ「なあ…本当にこの子の親って誰なの?」
作者「それは言えん。言ったら本編でのネタバレに繋がりかねん」
リク「お前どんな話を頭に構築しているんだぁ!!?」
リヴァル「うぇええん!!」
カイリ「ちょっと、静かにして!! リヴァル君泣いちゃったじゃない!!」
ソラ&リク「「すみません…」」
オパール「でも『3D』発売が迫ってるからって、この子作っちゃう?」
作者「だって、ねぇ…今回は『COM』使った話だし、『Bbs』や『KH1・2』を組み合わせた話だし、これから先は『358/2Days』や『コーデット』の作品も設定なんか組み合わせたいから、『3D』もこうして取り入れようと…」
アクア「ぜ、全シリーズの『KH』取り入れて作ってるのこの話…!?」
ヴェン「もう一人の作者と合同なった時、どうするんだ…?」
作者「さて、時間も迫ってきたし次回予告でもしましょうか」
ルキル「じゃあ、俺がする。次回は先生の暴走も終わり、トワイライトタウンへと行く。そこでアクアはソラ達の未来を恐れ、先生とゼロボロスに悩みを打ち明ける。一方、テラ達もやってきてクウとレイアの昔話を聞かされる。その二組が出会った時、再び戦いの火種が。さらに、別の場所ではあの銀髪の少女が襲われていた…――作者、どうして俺がいない?」
作者「え!? や、そ、それは、その…じ、次回分かるって事で…!!」
ルキル「『ダークバラージュ』!!!」
作者「ぎょへええええええええっ!!?」
ウィド「二人はほおって置いて…次回、『夕日が照らす陰と陽』。皆さん、ご愛読ありがとうございました」
シャオ「次はボクの断章があるけど、バトンはもうちょっとで交代だよ!」
ソラ「って、何でいきなり某番組の掛け声やってんだよ!?」
ヴェン「と言うか、何時の間にここのあとがき変わってないか!?」
作者「やー、だってようやくここで私のパートが半分切ったんだもん。折角だから、ここからは一風変わったあとがきをしたいと思って! もちろん、NGシーンもあるから」
ソラ「まあ、それはいいんだけどさ…」(後退りする)
ヴェン「後ろ、見た方が…」(以下同文)
作者「何でさ…ハァッ!?」
ウィド「さーくーしゃー…? 何ですか、最後の私の歌はぁぁぁ…?」
ルキル「どうして俺は操られる破目になるんだぁぁぁ…?」
テラ「偽物とは言え、俺がアクア達を傷付けるとはどう言う事だぁぁぁ…?」
リリス「何だ我のあの暴走はぁ!!! 幾らなんでも酷過ぎではないかぁぁぁ!!!」
作者「み、皆さんお怒りのようで……と、とりあえずまずは落ち着いて話をね! お願いだから話をさせでぎゃあああああああああああっ!!!??」(四人からフルボッコ)
*作者が酷い目にあってるので、今回の話で出てきた技紹介をさせて頂きます。
ソラ新技
『ブリザガ』:言わずと知れた、氷結の上級魔法。キーブレードの切っ先から巨大な氷の結晶を相手に飛ばす。
ソラ「今回出たのこれだけ!? 俺主役だよな!? タイトルには名前あるだろ!?」
作者「今回はCOM使った話だから、どうしてもリクとルキルにスポットが――」
ソラ「フィズダムフォーム、ドライブ!!(青い服に変わる)『ブリザガ』!! 『ブリザガ』!! 『ブリザガ』ァァァ!!!」
作者「止めてーーーっ!!? 真冬にそれは凍死するぅぅぅ!!!」
ヴェン新技
『スライドダッシュ』:キーブレードで突く様に遠い敵にも届く突進を繰り出す技。
アクア新技
『サンダガ』:言わずと知れた雷の上級魔法。広い範囲で雷を落として攻撃する。
ヴェン「俺達も一つだけ…」
アクア「私に至っては、偽のテラに負けているし…」
作者「大丈夫。次回はアクアにちゃんと活躍の場を作るから」
ヴェン「じゃあ、俺も!?」
作者「………ヒュ〜」(口マネ)
ヴェン「口笛出来ないのにしてんじゃない!!」
作者「ちょお!? この前一時間かけてヴァニタスの思念倒して手に入れた『ヴォイドギア』で叩くなぁぁぁ!!?」
リク&ルキル新技
リク「おい、何で俺達は一纏めに括っている!?」
ルキル「そうだ!! 技や魔法は別々だっただろ!?」
作者「だって、別々に説明するのも面倒だもん」
リク&ルキル「「オイっ!?」」
『ダークオーラ』:『KH2』版で出てくる闇の魔法。闇の追尾弾を幾つも放って攻撃する。
『ダークシールド』:『KH2』版で出てくる闇の防御魔法。前方に障壁を張り巡らせ、ありとあらゆる攻撃を防御する。
『ダークファイガ』:『COM』で出てきた魔法。手に闇を凝縮させ、青白い火球を放って敵にぶつける。
『バラージュ』:『COM』に出てきた技。敵に突進して居合抜きした後、ソウルイーターを振り上げた状態で空中で制止して投げつける。今回は相手の意表を突く為に、あえてソウルイーターだけを上空に投げて制止させて攻撃した。
リク「何か、説明文の最初に無駄な文章入ってないか?」
作者「無駄とは失礼な!! ちゃんと今後の事を考えてこのような表記にしています」
ルキル「今後の事?」
作者「だって、今年の春に新作である『3D』出るんだよ? リクも主役で出るんだし、新しい技や魔法が出てもおかしくないじゃん」
リク「なるほど、これはその為の説明でもあるって事か」
ルキル「ふん、ホンモノが主役になったって事は要は弱体化したと同類だな。今までのKHシリーズの続編では理由を付けてレベル1から始まるのはお約束だしな」
リク「(ピキリ)そうか…今ここで消えたいようだなニセモノォ?」(キーブレードを取り出す)
ルキル「それはこっちのセリフだ。新作で弱体化したお前なんて怖くもない。来いよホンモノ、加減して戦ってやる」(ソウルイーターを取り出す)
リク「望む所だぁ!!! ゼムナスを倒した強さ、お前の身体に叩きつけて――!!!」
ウィド「そこの二人ぃ? 次は私の番なので喧嘩は後にしてくれませんかぁ?」(抜刀&黒いオーラ)
リク&ルキル「「ハ、ハイィ!!」」
ウィド新技
『風破』:剣を振るって風の壁を作りだす剣技。壁に何らかの衝撃を与えると暴風を起こして周りの者を無傷で吹き飛ばすので、主に回避用に用いられる。
『一閃』:一瞬のスピードで相手の後ろに回り込み、居合抜きを放つ剣技。
オパール新技
【合成】
彼女が扱える特殊な技術。
主に敵が落とす合成素材やアイテムを組み合わせる事で、攻撃・回復・補助などいろんな効果を発揮させる事が出来る。
ある程度のストックは効くので作っては保存したりしているが、戦いの状況次第では使えない事もあるので主に戦闘中にする事が多い。
『ホワイトホール』:『合成』の一つ。聖なる球体を九つ出現させ、敵にレーザーを放つ。
『バーニングケージ』:『合成』の一つ。対象の敵の周りに灼熱の炎で包み込み、動けさせなくするが単体でしか使えない。
オパール「よーやくあたしの特技出たー!! 前回も、前々回もまともに戦わなかったからどうなるかと思った…」
ウィド「私は逆に物足りなさが…」
作者「そんなあなた達に耳寄り情報。次回では、二人には大きな出番を作りました」
オパール「大きな出番? もしかして…次の話でリクと結ばれるチャンスがぁ!!?」
ウィド「まさか、ようやく姉さんに会える糸口が見つかるのか!? それなら、もっと剣の腕を磨いて置かなければ!!!」(何処かに去る)
オパール「そうだ、あたしもこうしちゃいられない!! 雑誌で見たダイエット法に小悪魔化粧、男を引き付ける動作ベスト5の練習しなくちゃあ!!!」(以下同文)
作者「マズイ…次回までにインフルエンザ罹っておかなちゃ…っ!!! あぁ、予防接種受けるんじゃなかったぁぁぁ…!!!」
ゼロボロス新技
『双月斬脚・零』:接近して真空波を伴った連続蹴りを行う格闘術。実は『双月斬脚』の派生で、そちらはバク転してから倒立した後、手を軸に回転し脚で周囲に真空波を発生し切り刻む。
『迫撃零掌』:素早く相手に潜り込み、掌底にためた『魔力』を相手にぶつける格闘術。喰らった相手は大きく吹き飛ばされる。
『爆牙刹拳』:翼を使って相手の懐に潜り込み、アッパーを喰らわせる格闘術。素早い上に威力が大きい事からこの名が付いた。
アクア&ゼロボロス連携技
『アブソルート・シューティングスター』
ゼロボロスの展開した『式』を用いた魔方陣に、アクアの魔力を込める事で上空に無数の流星群を召喚する。
流星群はフィールド全域に降り注ぎ、終わり間際に巨大な隕石が敵に落ちて大爆発を起こす。
ゼロボロス「いやー、今回も僕は結構いい所取りですね」
作者「夢さんから借りているキャラですからね。無轟と同じようにあまり邪険にはしないように心掛けています」
ゼロボロス「そう言ってますけど、学者モードの暴走に僕を巻き込んでませんでしたか?」
作者「ギク!?」
リリス新技
『アクアレーザー』:凝縮された水の光線を前方に打ち出す魔法。
『タイドウェーブ』:槍を地面に突き刺し、周りに激しく水流を打ち出す技。
『アクエリアスフィア』:上空に巨大な水の球体を呼び寄せ、手を振るって敵にぶつける魔法。
作者「これらの技から分かる通り、リリスの主体は水を使った技や魔法ばかりです。もちろん、ちゃんと意味はあります」
リリス「ちょっと、最後のが出ていないけど?」
作者「あれは一種の怒りで発生させた物だから、技や魔法とは少し違うの。言ってみれば、リクにかけた『呪い』と似たようなもの」
リリス「まあいい。それより…我は何処に消えたと言うの? クォーツと離れた上に、まだ傷を負った状況だろう?」
作者「それは言えない。言えるとしたら…次回の次回、悲劇と共にあなたに関わる全てが分かる」
リリス「悲劇って何よ? ま、我が困らなければそれでいいか」
クォーツ新技
【ノーバディ召喚】
念じる事で自由に配下の梟(ふくろう)型ノーバディ、スパイを呼び寄せる。
スパイは主に足の爪で引っかいたり嘴で突いたりして攻撃するが、主な活動は偵察で自分の見た映像や聞いた音声をクォーツの作り出す鏡に映して送る。なので、実際に戦うとギャンブラー並みに弱い。
【ミラー・コピー】
巨大な鏡に映した者をコピーし、鏡をその人に化けさせる能力。
尚、その場で映して使わずに保存して置く事も可能だが、映してすぐに使った方が話せたり自我を持ったりする事が出来るので敵を混乱に陥れられる。
ちなみに今回テラだったのは、レイディアントガーデンでのクウの攻撃を防いだ後にこっそりテラを映してその鏡を使わずに持っていたから。なので、偽のテラは何も喋らずただ淡々と攻撃を仕掛けていた。
『トライ・ブルーメノウ』:青い石を三つ飛ばして空中で三角形に並べ、対象に精神を落ち着かせる光を放つ。尚、《青メノウ》は癒しの力だけでなく対人を高める天然石の事。
『テトラ・ラブラドライト』:灰色に煌めきが混ざった石を四つ宙に浮かせ、自身と他の者に闇から身を守る結界を纏わせる。尚、《ラブラドライト》は悪から身を守るだけでなく勝負運や財運などの成功を高める天然石の事。
『テトラ・アクアマリン』:水色の石を四つ宙に浮かせ、四角形になるように自分を囲んで水から身を守る。尚、《アクアマリン》は海のお守りと言われているが、他にも夫婦愛や清らかな心になるなど恋愛を高める天然石でもある。
『ラリマー』:水色と白の模様が入った石を対象に飛ばし、光を放って回復させる。《ラリマー》は世界三大ヒーリングストーンと言われ、他にもストレスの解消や思考に柔軟性と深みを加えるなどの天然石として知られている。
『エメラルド』:緑の透き通った石から光を放ち、回復させる。《エメラルド》は言わずと知れた宝石であるが、ヒーリングパワーの王者でもあり、疲労回復や精神安定などの効果もある。
クォーツ「私の技が鏡だけでなくパワーストーンとは…」
作者「あなたは戦いが苦手でサポート中心の敵キャラとして作りましたからね。最初は鏡だけだったんですが、半年以上前に天然石のお店でいろいろ教えて貰ってこうして取り入れました」
クォーツ「天然石のお店って…」
フェン「ははは!! 要は石っころ使って戦うんだよな!? まったく、弱い奴を手元に置くと足手纏いで困る困る」
クォーツ「……作者、この方に《トライ》や《テトラ》について説明してくれませんか?」
作者「…《トライ》は《トライアングル》を私なりに略したもので、三角形に位置して置くと地からエネルギーを中心にいる自分に採取するそうで、《テトラ》は四角形に位置して置く事で結界を張ると言われています。…尚、この上級に《ペンタゴン》と《ヘキサゴン》があり、今は《ヘキサゴン》だから宇宙のエネルギーを採取すると言われていますぅ…!!」(後退り)
フェン「今はヘキサゴン? それってどう言う――」(振り返って固まる)
クォーツ「《ヘキサゴン》は六角形と言う意味です、そう…こんな形でね?」(上空に六つのルビーを浮かばせている)
フェン「ま、まて…!! 俺が悪かった…!! だから、だから宇宙並みのエネルギーをぶつけるのは止めてくれぇぇぇぇ!!!??」(太陽並みの灼熱が襲い掛かる)
エン新技
『バニッシュ』:少しの間だけ自分の姿を見えなくする隠蔽の魔法。あくまで姿を隠すだけなので、攻撃は受ける。
『スニーク』:少しの間だけ自身の周りの空気の乱れを無くす事で、音を発生させなくする隠蔽の魔法。状態異常の『沈黙』とはまた違う。
エン「何故私はこんな魔法しか出てないのか説明して貰いましょうか?」(ダブルセイバーを構える)
作者「当たり前でしょうが!! あなたラスボスですよ!? 今の内に手の内見せてたら面白くないでしょう!!」
エン「面白さの為にワザと戦いを見せなかったと?」(ギロリ)
作者「いいから武器収めて落ち着いて!! ちゃんとラスボス前に戦闘シーン作りますから!!」
エン「…そこまで言うなら保留にして置きましょうか」
作者「え? もしかして、完全に許してない?」
カイリ「なんか、一気にここも盛り上がり見せたねー。本来は夢さんとの合同が近づいてるから、その為の説明なのに」
作者「やー、はっちゃけるって楽しいね。今までシリアスだったから、タガが外れた感じで楽しいわ」
シャオ「それはいいけどさ、この後の断章ちゃーんと書いてよ?」
作者「分かってるって。さて、ここからは号令のNGシーン行くよー!!」
NGシーン 決勝戦開始前
ルキル「お前の存在、ここで――!!」
そうして剣を構えた時だ。
?「びえええんっ!!」
リク「な、何だ今の鳴き声!?」
作者「カーット!! ちょっと、スタジオまで連れてくるなら泣かせ無いようにってしてって言ったじゃん!?」
カイリ「ご、ごめんなさい!! あー、よしよし!」
アクア「いい子だから泣き止んで、ね?」(アクアの腕に黒髪に赤目の赤ちゃんが抱かれている)
?「うぇぇ…!!」
ヴェン「アクア、その子誰?」
ソラ「分かった! これが噂に聞く隠し子「『メガフレア』」ぎゃあああああああっ!!?」(燃やされた)
アクア「違うわよ。この子は【リヴァル】って名前で、とある人のお子さんなの」
カイリ「折角だから、出番になるまで私達で世話してたの」
リク「そ、そうだったのか…」
ゼロボロス「はい、これ。お腹空いてたようだからミルク作ってきたよ」
リヴァル「ばぁぶ!!」(哺乳瓶を握って飲む)
カイリ「ありがとうございます。ふふっ、可愛い〜」
アクア「カイリ、そのままじゃ駄目よ。こうやって背中を叩いてゲップさせないと喉に詰まっちゃうんだから」
リヴァル「けぷっ…だぁ、だぁ!!」
ルキル「もうすぐ出番なのに、よくそんな事出来るな…」
カイリ「大丈夫だよ。出番になったら、ちゃんとお世話係りにリヴァル君渡すから」
少年四人「「「「お世話係?」」」」
作者「ああ、あれ」
作者の差す方向には、赤ちゃん用ベットの周りにカラフルなモンスター達が。
少年四人「「「「ドリームイーター!?」」」」
作者「だって、こうでもしないとこいつらの出番無いんだよ!? 可哀想じゃん!!」
ヴェン「その為だけに赤ちゃんキャラ作ったんかい!?」
リク「でもいいのか? スピリットでも、もしかしたらナイトメアになって襲う可能性だって…」
作者「大丈夫でしょう。この子の親が親だしね」
ルキル「親?」
作者「予想では、襲ったら即刻駆けつけて数秒で一掃できるでしょうね〜♪」
ソラ「誰なの親!?」
作者「と言う訳で、あとがきでの新キャラリヴァル君でーす。はい、ご挨拶してー」
リヴァル「ばぁぶ!!」
ソラ「なあ…本当にこの子の親って誰なの?」
作者「それは言えん。言ったら本編でのネタバレに繋がりかねん」
リク「お前どんな話を頭に構築しているんだぁ!!?」
リヴァル「うぇええん!!」
カイリ「ちょっと、静かにして!! リヴァル君泣いちゃったじゃない!!」
ソラ&リク「「すみません…」」
オパール「でも『3D』発売が迫ってるからって、この子作っちゃう?」
作者「だって、ねぇ…今回は『COM』使った話だし、『Bbs』や『KH1・2』を組み合わせた話だし、これから先は『358/2Days』や『コーデット』の作品も設定なんか組み合わせたいから、『3D』もこうして取り入れようと…」
アクア「ぜ、全シリーズの『KH』取り入れて作ってるのこの話…!?」
ヴェン「もう一人の作者と合同なった時、どうするんだ…?」
作者「さて、時間も迫ってきたし次回予告でもしましょうか」
ルキル「じゃあ、俺がする。次回は先生の暴走も終わり、トワイライトタウンへと行く。そこでアクアはソラ達の未来を恐れ、先生とゼロボロスに悩みを打ち明ける。一方、テラ達もやってきてクウとレイアの昔話を聞かされる。その二組が出会った時、再び戦いの火種が。さらに、別の場所ではあの銀髪の少女が襲われていた…――作者、どうして俺がいない?」
作者「え!? や、そ、それは、その…じ、次回分かるって事で…!!」
ルキル「『ダークバラージュ』!!!」
作者「ぎょへええええええええっ!!?」
ウィド「二人はほおって置いて…次回、『夕日が照らす陰と陽』。皆さん、ご愛読ありがとうございました」
シャオ「次はボクの断章があるけど、バトンはもうちょっとで交代だよ!」